今もまだ騙されたままではないですか?Qアノンなど陰謀論者達がばら撒いていたデマ画像とその元画像。そして、魂のレベルが高いと思い込んでいる人たちへ。
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はじめに
陰謀論の人達には、それに嵌まるきっかけとなった“情報”が必ずあると思います。私はその多くがデマ画像なのではないかと思っています。ビジュアルに人は騙されやすいですから。
今回取り上げるデマ画像は最近ではあまり見かけなくなったような物が多いですが、それらが本当だと信じ込んだまま、引き続き同じ陰謀論インフルエンサー達が発信するコロナ陰謀論などに嵌まり続けている人も多いようです。
今記事は、主にQアノン達が多く拡散していた「ミシェル・オバマは男だ陰謀論」の画像を中心として、いくつかのデマ画像と、その元となったオリジナル画像を載せていきます。
「自分は信じる価値のない人間を信じ続けてきたんじゃないのか」と気付くきっかけとなれば幸いです。
※私は日米ともに(他の国もですが)支持している政党はありませんし、この記事に登場する人達を支持しているわけでもありません。ただデマをデマだと記しただけです。
アドレノクロム陰謀論。クリントン元大統領
Qアノン達は多くのフェイク画像をばら撒いてきましたが、私が一番アホらしく感じた画像はこれでした。
これは「生きたままの子供の脳内から抽出し、それを摂取する事で若さを保つ事が出来るアドレノクロムとかいう物質」が切れた状態のクリントン元大統領の画像として何度かバズっていました。
フォトショ職人の作ったおもしろ画像とわかった上で拡散しているのかと思ったら、陰謀論の人達は本気で信じていたのでゾッとしたのを覚えています。
加工前のオリジナルの画像は、イギリスのタブロイド紙に掲載された下の画像なのですが、そこからの加工遍歴も合わせてご覧ください。
↓
↓
どうでしょうか? まるでQアノンの精神が形となった様なくだらない画像です。
そういえば、ナンシー・ペロシもアドレノクロム陰謀論の標的になっていましたね。
↓元画像。
アドレノクロムの他にも、気に食わない有名人がいると「ゴム人間かクローンにすり替えられていて、もう本人ではない」などと言っていたのも、あまりにも滑稽でした。
Qアノン達に名指しされた有名人の中にもし悪い人間がいたとしても、このようなデマをバラ撒いていては世間の人達が信じるとはとても思えません。逆にアシストとなってしまう事もあるでしょう。
ミシェル・オバマは男だ陰謀論
Qアノンのデマ画像で一番多く目についたのがミシェル・オバマ夫人についての物でした。
まずは、これ。
このデマ画像は、2019年にオバマ元大統領がツイートした画像が元となっています。
女性らしい丸みのある顔を、男っぽく見えるように加工したんですね。
こちらは完全にお笑い。
次はこちらです。
これの元画像は、2012年にミシェル夫人がツイートした物になります。
ミシェル夫人の身長を、オバマ元大統領よりデカくなるように加工しているのがわかります。
(デマ画像全般に言える事ですが、細部を検証されないようにする為なのか画質が悪いものが多いですよね)
たぶん一番有名なデマ画像
次は有名な画像です。
股間部分の盛り上がりが男だという証拠だそうですが……
これに関しては元画像までたどれなかったのですが、同じ2008 年の民主党全国大会での同シーンの動画と画像から、デマ画像かどうかを判断してみてください。(17分30秒〜)
動画の該当シーン↓
同シーンの画像↓
(マイク台は舞台装置として舞台下に収納されたのであり、「マイク台が消えたからCG!陰謀!」ではありませんから)
こちらのゲッティのページには、同シーンの色んな角度からの写真が掲載されています。
どうでしょうか?どの写真にも股間部の盛り上がりはありませんね。ドレスのシワの出方としても不自然であり、加工されている可能性は否めません。
判断材料として、もう一つの股間部盛り上がり画像を見てみましょう。
こちらの元画像はこのゲッティイメージズのものになるのですが、盛り上がりが無いのがわかります。
先程のグリーンのドレスの股間部も、これと同じセンスで加工された物のように見えますが、どう思われたでしょうか。
盛り上がっていたのはQアノン達だけだったように思えます。
ちなみに「ミシェル・オバマには子供時代の写真がない!」と言っていた陰謀論者達もいましたが、普通に検索すれば出てきます。
オバマ元大統領のデマ画像
オバマに関しては、よく目にした物を一つ載せておきます。
「オバマは外国出身者のバリー・ソエトロという人物であり、大統領になる資格は本来なかった」とする陰謀論の証拠として出回りました。
このデジタルカードは1996年からコロンビア大学に導入されたものであり、オバマが同大学に編入した1981年にはまだ存在していないものなので、完全なフェイクとなります。
以上、いくつかのデマ画像を見てきました。これらを見てはっきり思うのは、このようなものを事実として持ち出してくるなら、その者を信奉する価値はないという事です。
大切な時間と心を無駄に溶かしてしまうだけでしょう。人によってはお金も。
次は、陰謀論の人たちに私が思う事を記していきます。
魂のレベルが高いと思い込んでいる人達へ
Qアノンやコロナ陰謀論などの陰謀論系の人達は、よく「魂のレベル」という事を言います。自分達は魂のレベルが高いという立場から言っているのは、その言動やニュアンスからひしひしと伝わります。
自身の内面と向き合わずに済ます為の道具として神や信仰を使っている人は多いですが、陰謀論もそれと同じ類いのものとして使われているのだと思います。自分の魂は綺麗でレベルが高いと思い込む、自分逃避の為の道具として。
しかし、そういう人達に私は言いたいです。もし魂というものが存在し、そのレベルがあるとしたなら。
自分達が生まれ落ちてきたこの世界をよく見てみるといいと。
絶えない紛争や戦争。そして犯罪。自ら命を絶つ選択をする所まで追い詰められる大勢の人達。CMや広告が発する過度な欲望刺激に従い続けた末の、地球を食い潰す勢いの大量消費。解決しない貧困。そこかしこに蔓延る不正。ストレスや悪意をぶつける為の生け贄がないと生きていけない者達によるイジメ犯罪やネットリンチ。自分たちは清らかな存在だと思い込んでいるカルト宗教などの偽善者の群れと、それらが引き起こすテロや暴力行為や社会混乱。
私達は全員、その程度の世界にしか生まれ落ちてこれなかった存在なんだよと。
もし魂というものが存在するなら、そのレベルは例外なく低いはずだから、粋がっても仕方ないじゃないかと。
「支配層が選民意識を持って人類削減をしようとしている」と陰謀論者達はよく言いますが、その陰謀論者達も同じ選民意識を持ってしまっている事には気付きません。「自分は目覚めた側」「光の側」という妄想的な立場から、それ以外の人達を目覚めていないと見下しているという事に。それは、いつまでも向き合おうとしない自身の内面の劣等感から発生する、「優越を感じて安心したい」という感情が原因であるように思います。
劣等感は優越感では決して埋まらないのに。
それは突き詰めれば、陰謀論者達が批判している選民意識に行き着くものなのです。
本当に世界を良くしたいというなら、世界よりまず自分の内面と向き合ってあげてはどうでしょうか。例えそれがどのような物であっても。
しっかりと認識した事しか変化は起こせません。見たくもない劣等感や感情も、ちゃんと光を当ててあげれば変化もしていくでしょう。その先に「自分は完璧で清らかな存在になどなれないんだな」という当たり前の失望を知る事になると思います。
でもそれは、自分に対する冷静な目と受け入れをもたらしてくれ、過度な優越感の必要性を減らしてくれるはずです。
自分を一番近くで攻撃し責めていた存在との関係性が少なくとも良くなるでしょう。
そうなることでやっと、偽善や扇情的なデマに引っ掛かりにくい自分になれ、「陰謀論インフルエンサーが嫌う人達を攻撃する為の飛び道具」という立場から、ようやく脱却出来るのだと思います。そんな価値のない立場から。
「この程度の世界」であっても、あなたの大切な時間と心を精神的底辺の嘘吐きインフルエンサー達の為に使ってやるのは、本当にもったいない事だと思いますね。
今だからこそ見ておきたい。コロナ陰謀論、その初期に拡散されたデマ画像。そして、Dr. Pia Myersは笑ったか?
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はじめに
今回取り上げるようなデマ画像を新型コロナ初期の頃に信じてしまい、いまだコロナ陰謀論にハマり続けている人達が少しでも減ることを願って。
現在、病院の負担を減らし、死者・重症者を減らすには、その障壁となっているコロナ陰謀論を無くす事が急務だと思いますから。
インドネシアやアメリカなどでは、子供の重症化例や死亡例が出ています。
コロナ陰謀論を象徴するかのようなデマ画像
コロナは茶番?
これは、2020年の4月初旬に拡散されたデマツイートに添付されていた画像です。
そのデマを要約すると、
「医者が治療しているのは人間じゃないと気付いたぞ!人形が重症化するのかよ笑。これは茶番だ!医者も役者だ!新型コロナなんて存在しない!陰謀だ!」
という事だそうです。
確かに人形ですね。これと似たモデルでしょうか。
当時、「病院用 人形」というような簡単なワードだったと思うのですが検索してみると、医療訓練用のマネキンがある事を知りました。医師も慣れない機器を使う前には練習をしてるんですね。
調べていくとその画像の元は、このニュース映像の一場面だという事がわかりました。2分45秒からです。
この場面ですね↓
よく見ると、医師の後ろの壁に「人形の近くでは飲食物の持ち込み禁止」と書かれているではないですか。
デマツイートに使われた画像は読み取れないような画質となっていて、しかも人形とハッキリわかる腕の関節部が隠されています。
ニュース映像では患者達にはすべてモザイクがかけられています。人形にモザイクがかけられていないのは、当たり前ですが人形だからです。そして、医療機器の説明の後にその場面。
デマツイートに使われた画像は医師の訓練風景を撮したものであり、陰謀の証拠と言うのは完全なデマでした。
そのデマツイートのしばらく後から、日本のニュースでもECMO関連で医療用人形を見かけるようになりました。
人は第一印象に支配されやすい生き物です。このようなくだらないデマで「新型コロナは存在しない、陰謀だ」とする印象がその人の中で決定的となり、確証バイアスや認知性不協和がフル稼働し続け、エコーチェンバー現象に取り込まれることで、いまだ新型コロナ関連の陰謀論に騙され続けている人は多いのではないでしょうか?
そして、それら陰謀論をまるで説教するかのようにリアルな生活の場でも語ってしまい、家族や友人達と疎遠になってしまった人たちもいるでしょう。陰謀論は個人やコミュニティの信用を無くすものでもありますから。
もっと最悪なのは、コロナ長期化や、コロナの重症化や死亡者を出し続ける事に手を貸してしまっていることです。
世の中を良くしたいという気持ちからなのはわかりますが、デマに踊らされたその薄っぺらな正義感は、完全に社会の害悪と化してしまっているのです。
ミイラが新型コロナ陽性?
こんな画像が拡散された事がありました。(赤いFAKEは私が入れました)
画像には「ニュース速報。エジプトのミイラからcovid19の陽性反応」と書かれています。
この画像を取り上げ、「古代のミイラでも検出されるのだからPCR検査など信用出来ない」という内容のツイートが拡散されていましたが、これは勿論デマ画像です。
このような見出し付き画像を作成できるサイトで作られた物を、インフルエンサーが「陰謀の証拠」として広めていたんですね。下は作成サイトの一部ですが、デザインがまったく同じなのがわかると思います↓
海外では、同じサイトで作られた画像で「コカインがコロナウイルスを殺す」というデマが拡散されていました。(赤いFAKEは私が入れました)
使用されていた写真はそれぞれ、i-stockサイトのこちら(ミイラ)とこちら(コカイン)になります。
エボラも茶番?
2014年に大きく拡散された医療デマ「クリップボードマン」が、コロナ以後にまた性懲りもなく拡散されてもいました。
画像は「防護服を着ていない男が写っているから、エボラウイルスなど存在せず茶番だった」とするデマツイートに使われた画像と同じ場面写真になります。
(追記:書き忘れ)今回は「だからコロナも茶番だ」という主張に使われました。(以上)
真相は、「視界が限られる防護服の医師達を安全に誘導する為に指示を出す、医療コーディネーターの医師」というものでした。
「自分には医療の知識はない」という当たり前の事に気付ければ、このようなデマに加担する人も少なくなるのかもしれません。
人間誰しも間違えるものですが、長期間・多回数デマに引っ掛かり続けるというのは、自身の能力を高く見積もり過ぎなのだと思います。(私は凡庸だと自覚しているので、調べないと落ち着きません)
「調べることもなく、知識のない分野の事を、くだらないデマ一つで判断する」
これまで新型コロナに対する多くのデマが拡散されてきましたが、最初に取り上げたデマ画像がそれを象徴しているように思います。
ピア・マイヤーズ医師は本当に笑ったのか。
マイヤーズ医師は陰謀を行う役者?
後半は、コロナ陰謀論界隈で最近話題となったものを取り上げようと思います。
感染拡大が続くフロリダ州にある大病院NCHの医師達が、マスク着用とワクチン接種をその地域に訴える動画を作成しました。
米CBSニュースがその話題を取り上げたのですが、その時に使用されたのが動画では使われなかったアウトテイクだったのです。
そのテイクは、ピア・マイヤーズ医師(Dr. Pia Myers)が地域社会に訴えかけている途中で「ある感情」が溢れ出てしまった姿を映し出したものでした。
それにコロナ陰謀論者達が反応した訳ですが…。
先入観を避ける為にも、まずその映像を見ていただけたらと思います。1分50秒から2分05秒までです。(スマホでは、サイトの動画部分をタップして四角マークをタップすると時間を飛ばせるようになります)
その場面のスクリーンショットです↓
コロナ陰謀論者達は、その場面を取り上げて「笑っている!」と騒ぎ始めたのです。
要約すると「医師がマスク着用やワクチン接種のことを話しながら笑った事に気付いたぞ!嘘を言っている自分に吹き出したんだ!これは茶番だ!医師は役者だ!マスクもワクチンも陰謀だ!」という事のようです。
初期の頃とあまり変わっていませんね。
問題の場面は言われれば笑っているように見えなくもありません。しかし、泣き始めの顔が笑顔のように見える事はあります。
実は、感情が溢れ出てしまった最初のテイクと取り直したテイクの一連の流れがわかる動画があります。CBSニュースでは使われなかった部分で、話している最中に感情が込み上げてくるのを堪らえようとしているマイヤーズ医師の姿が映されています。
医師として地域社会に訴える必要から、必死で感情を抑えようとしていますね。
この背景、つまり現在のフロリダの状況やマイヤーズ医師の担当科を知ると「笑っている役者」などという戯言は決して言えない事がわかります。
下の二つのリンクは、マイヤーズ医師が所属するナポリコミュニティ病院(NCH)や、その地域に関する深刻な状況がわかる記事です。
2つ目の英語記事の方を要約すると、
COVID-19の感染者急増で、医療従事者達は毎日長時間の働き詰めで疲労困憊しています。そして、スタッフも不足している。
そこで、医師や看護師が地域社会に助けを求めました。マスクの着用とワクチン接種、そしてCDCのガイドラインに従うことを訴えたのです。
NCHの小児救急部門の責任者であるピア・マイヤーズ医師は、子供の救急患者がこれまでになく増えており、精神的な負担も大きい事を訴えました。
NHCには、本人や家族・関係者らの感染が出た事で隔離された31人もの従業員がいます。
最前線にいる医療従事者に精神的な健康被害をもたらす可能性があります。
以上です。
記事の通り、医療従事者達の精神的な負担は相当なものだと思います。それはマイヤーズ医師も同様でしょう。
医師歴20年以上のマイヤーズ医師は、新型コロナ以前から子供の死というつらい場面に何度も立ち会ってきたのでしょう。先程リンクした記事通り、同じフロリダ州では子供の犠牲者が出始めています。
まだ子供の犠牲者が増えていき、多くの子供の死に立ち会わなくてはならない可能性が出てきているのです。そして、マイヤーズ医師には男のお子さんがいらっしゃいます。
ここまで書けばわかると思います。
これ以上犠牲者を増やさないために訴える場で、感情が溢れてどうしょうもなくなってしまったのです。心身ともに疲れ果ててもいたんでしょう。病院の仲間の大勢が隔離された状況下で。
「医者は患者の前では常に冷静でいなければいけないのに、この医師はおかしい」という陰謀論者の意見もありましたが、訴える場は診察の場ではないし、マイヤーズ医師も一人の人間であり母であるのです。
泣いて何がいけないのでしょうか?
それでも地域社会に訴える為に必死に感情を抑えようとしていましたよね、マイヤーズ医師は。
youtu.be
冒頭で取り上げた医療用人形のデマツイートは、大勢の患者のために訓練をしてくれている医師でした。
マイヤーズ医師は、これ以上犠牲者を増やさない為に訴えてくれていた人でした。
コロナ陰謀論者って一体なんなのでしょう?
矛盾点
矛盾点も指摘しておきます。
もしマイヤーズ医師が役者で、大勢の人を騙す陰謀用の撮影だったとして。そこにはもちろん優秀なディレクターやスタッフもついているでしょう。なのに、何故 “笑ってしまった” 映像をそのまま使ったのでしょうか?
録画なのだから何度でも撮り直せばいいのに、何故そうしなかったのでしょう? そして、何故CBSニュースが “笑った方” を流したのでしょうか? 大勢を騙すのです。いくつものチェックするチャンスはあったはずなのに、何故?
大きな矛盾を孕んでいます。
本当に泣いてしまったからテレビ局は使ったのだと思います。人の感情的になった所を使おうとするメディアの悪い癖は、多くの人が知っているはずですね。
医師として登録している形跡がない?
前述したCBSニュースでは、現場の記者がNCHとは別の病院前(同じフロリダ州のジャクソン記念病院)でレポートしていました。コロナ陰謀論者達は、その別の病院がマイヤーズ医師が働いている所だと勘違いし、その病院に登録されていないから「マイヤーズは役者だ!」と雄叫びをあげていました。何の根拠があるのか「免許も持っていない」とも言い放っていました。
まず、マイヤーズ医師はフロリダ州の保健省に医師として登録されています。見ると何の問題も起こされていないようですね。
そして、NCHにもその名前は存在しています。
自分たちの言い分を通す為の悪質なデマでした。
地域の重症者死亡者を減らす為の訴えが、コロナ陰謀論者達の広めたデマによって逆効果になってしまう可能性があるんです。そして、マイヤーズ医師の立場も悪くなってしまったかもしれません。
すべて、陰謀論のせいで。
マイヤーズ医師の他の写真も見てみる。
私にはこのマイヤーズ医師の人となりまではわかりませんが、一つの映像のイメージが固定されてしまうと印象が偏りすぎると思いますので、マイヤーズ医師の写真をいくつか貼っておきます。(写真に写っている患者の子達はマイヤーズ医師のお子さんではないようです)
マイヤーズ医師は泣いたのだと思います。
そしてそれは、悪い事ではありません。
コロナ陰謀論感染予防ワクチン
コロナ陰謀論を語るなら、最低でも下の2記事の内容は知っておかなければいけないと思います。
陰謀論は金儲けにも社会的混乱を引き起こす為にも使えるものなのです。ついでに言えば、布教にも。(インフルエンサーの中には、反ワクチンを叫びながら自分だけはこっそりワクチンを接種している者達もいるかもしれませんよ)
SNS上には色々なデマが広められていますが、反面、同じSNS上でエビデンスを示し日々デマと戦っている人達も多いです。
陰謀論界隈には、批判の中の「陰謀論」という言葉に過剰に反応し反発する人が多いようですが、そういう人達はそうなるように調教されているのだと思います。
ヴェノナ文書やアフガンペーパーズなどの実在する陰謀があるからといって、くだらないデマを元にした陰謀論までもが真実である証明になどならないのに。
他にも、インフルエンサーの新着ツイートを「自分で調べて考える」ことなく速拡散してしまうようにも調教されているようですね。
私達人間は曇りなき眼は持てないとしても、答えを焦らない姿勢でいることは出来ると思います。特に命に関わる事であるなら、尚更。
その為には、過度な承認欲求という麻薬中毒を克服することから始めないと駄目なのかもしれません。承認欲求の暴走がコロナ陰謀論を広める要因の大きな一つだと思いますから。
私はコロナ陰謀論者を減らすのと同じく、そうならない為の予防策の方も大切だと思っています。その効果的な “ワクチン” となるサイトをリンクして、この記事の締めとしたいと思います。
ありがとうございました。
www.komazawa-u.ac.jp
やめるやめる教祖の、やっぱり辞めなかったその後の失笑動向。
※前回記事で言っていた「書きたくなった事」の記事が遅れに遅れてしまっていて、こちらを先に出しました。
騙されない為に、健全なコミュニティ維持の為に、何かのお役に立てればと思います。寄生されたコミュニティは決して幸福ではないでしょうから。「うまく行っている」という幻想だけはもたらしてくれるかもしれませんが。
[目次] SNS上には沢山のコミュニティが存在します。でもよく見渡してみると、“教祖役” に寄生されているコミュニティが意外に多い事に気付きます。
SNSを見渡してみれば、たくさんの教祖様が。
「やめるやめる詐欺」と「プリントアウトで信者化」。
※前回記事で取り上げた『BANされた詐欺』と組み合わせて使われる事の多い、二つの大衆操作テクニックを紹介します。
[ 目次 ]
- 前回記事『BANされた詐欺』の簡単なまとめ
- やめるやめる詐欺
- やめるやめる詐欺とは。
- 大きな矛盾点にも無反応な人達。
- ある “事件” 。
- 次の一手はなんだろな?
- プリントアウトで信者化
- プリントアウトで信者化とは。
- フット・イン・ザ・ドア
- そして起こされた「大量メール事件」
- BANされた詐欺の発動と本の出版。
- そして、ほころび始める。
- 翌年、ヘイトスピーチ対策法が成立。
- プリントアウトの果て。真の目的。
- 人の特性が寄生コミュニティを生み出していく。
前回記事『BANされた詐欺』の簡単なまとめ
自らがブログやツイッターアカウントを削除したにも関わらず、「敵に都合の悪い自分のブログが消されて(BANされて)しまった!」とアピールし、そのコミュニティで大きな求心力を得る為に使われます。
続きを読むBANされた詐欺。~読者を信者化するテクニック~
※書きたいことが出来たのですが、ブログが久々すぎて書き方を忘れてしまいリハビリ用に、以前したツイートとそのスレッドを一つにまとめ、加筆したものを記事にしました。
主に、思い通りに動かしたい集団に対して、信用を得る為に組織的に行われる洗脳テクニック。
[ 目次 ]
BANされた詐欺とは。
二種類の自信。人は自信に操られる。
私はエルキュール・ポアロ。おそらく世界一の探偵です。
──── 映画『オリエント急行殺人事件』
[ 目次 ] 人の持つ自信には二種類あると思います。健全な自信と、邪悪な自信です。
二種類の自信。